水管理
稲作の一年
根拠のある水量管理が雑草を抑え、登熟を促す
田植えが終わったら、圃場の水量を適切に管理することで、稲の根をしっかりと生長させ、雑草を抑制し、登熟を促します。ここでは、水管理の基礎・溝切り・中干しの工程について学びます。
水管理
水管理は生育環境や生育ステージによって異なりますが、田植え直後は、苗を保護し、保温効果を生かすためにやや深水とします。水深は4~5cmが目安となります。活着後は、水温と地温を上昇させるために浅水にします。目安は2~3cmです。
溝切り(溝掘り)
溝切りは、田んぼに溝を切り、水の通り道を作ることにより、スムーズなかん水や排水を行う工程です。
中干し
圃場から意図的に水抜く中干しは、酸素が少なくなった土壌から発生する有害ガスを抜き、土に酸素を供給して、健全な根の生長を促す工程です。水をなくすことで、窒素の吸収を抑え、無効分げつ(穂とならない茎)を抑制することも可能です。
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