種もみ準備
稲作の一年
元気な苗は、元気な種もみから
種まきにあたる播種(はしゅ)を行う前に、まず種もみに対する準備をします。ここでは、充実した種もみを選別する塩水選(えんすいせん)、病害を防ぐ種子消毒、発芽を促進させる浸種(しんしゅ)の方法を学びます。
【種もみ準備】カリキュラム
塩水選(えんすいせん)
播種を行う前に、充実した種もみを選別する必要があります。種もみの中の「胚乳」に栄養が詰まっているものを選ぶことで、発芽から活着までの初期成育がよくなり、最終的な多収につながります。
種子消毒
いもち病、ばか苗病、もみ枯細菌病など、種子伝染する病害を防除するために、種子消毒の徹底は大変重要です。消毒方法には、種子消毒剤を使用する方法と、60度のお湯に10分間つける温湯消毒があります。
浸種(しんしゅ)
浸種は、種もみに水分を吸収させることで、種の中のでんぷんを分解してブドウ糖を増やし、発芽を促進させるための作業です。水の温度は10度から15度の間を保つようにし、期間は積算温度で100度を目安にします。
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