防除(ぼうじょ)
栽培技術
ムリ・ムダを無くす防除術
雑草・虫・病気から稲をしっかりと守るには、総合的な病害虫・雑草管理の考え方を正しく理解し、予防的処置→診断判断→防除のプロセスを実践することが大切です。ここでは、防除の基礎を学び、雑草害・虫害・病害ごとに、症状・発生原因・対処方法への理解を深めます。
雑草防除の基礎①IPMとは
IPMとは、総合的病害虫・雑草管理のことで、防除のムリ・ムダを無くすための非常に大切な考え方です。ここでは、IPMの概念を理解するとともに、予防的処置→診断判断→防除のプロセスで雑草・病害虫を総合的に対策する大切さを学びます。

講師
若山健二(若山植物病院®) /技術士(農業部門 植物保護) 植物医師
雑草防除の基礎②水田雑草の生態
雑草防除を考える上でまず必要なのは水田雑草の生態を知ることです。ここでは、主な水田の雑草の生態を知るとともに、シードバンクの活用法や除草剤の葉令限界についても学びます。

講師
若山健二(若山植物病院®) /技術士(農業部門 植物保護) 植物医師
雑草防除の基礎③水田雑草の防除
なぜ除草剤が効くのかを知らなければ、その除草効果を正しく発揮させることはできません。ここでは、除草剤の作用と除草効果を知るとともに、初期剤・一発剤・中後期剤の効果と散布適期、また、薬害発生させない適切な除草剤利用についても学びます。

講師
若山健二(若山植物病院®) /技術士(農業部門 植物保護) 植物医師
害虫防除の基礎①害虫の分類と防除の基礎知識
効果的な害虫防除を行うには、まずは害虫のことをよく知らなければなりません。ここでは、害虫による被害・害虫の分類についての理解を深めた上で、農薬の選択・農薬散布の方法・薬剤抵抗性について学びます。

講師
田中 敏章 /植物医師 病害虫専門技術員
害虫防除の基礎②主要害虫の生態・被害・防除(稲生育初期害虫編)
ここでは、稲生育の初期段階に発生する害虫である、イネミズゾウムシ・イネドロオイムシ・イネゾウムシ・イネアオムシ・ジャンボタニシの生態・被害・防除について学びます。

講師
田中 敏章 /植物医師 病害虫専門技術員
害虫防除の基礎③主要害虫の生態・被害・防除(稲生育中・後期害虫編)
ここでは、稲生育中後期段階に発生する害虫である、コブノメイガ・ニカメイガ・イネツトムシ・イナゴ(コバネイナゴ)・セジロトビイロウンカ・斑点米カメムシの生態・被害・防除について学びます。

講師
田中 敏章/植物医師 病害虫専門技術員
病害防除の基礎①植物の病害とは
病害の原因となるものを病原といいます。ここでは、病原のうち、真菌・ウイルス・細菌への理解を深めるとともに、発病の三つの要素である①主因、 ②素因、 ③誘因について学びます。

講師
三宅律幸/日本植物医師会 植物医師
病害防除の基礎②水稲の主要病害と特徴
ここでは、主要な病害である、いもち病・紋枯病・ばか苗病・稲もみ枯細菌病・縞葉枯病・こうじ病の症状・発生生態を学びます。

講師
三宅律幸/日本植物医師会 植物医師
病害防除の基礎③水稲病害の防除方法
病害に対する防除方法は、耕種的防除と薬剤防除があります。ここでは、主要病害の伝染源と伝染経路を理解し防除方法を学びます。また薬剤防除の体系や発生予察情報の利用方法についても学びます。

講師
三宅律幸/日本植物医師会 植物医師
農薬の正しい使い方
農薬を安全に散布するためには4つの安全に気をつけることが大切です。ここでは、その4つの安全対策である、①使用者への安全、②農作物への安全、③周辺環境と住民への安全、④消費者への安全とは何かを学びます。(この講義は、農薬工業会が制作した動画です)

食料生産の重要性と農薬の役割
農薬の役割は、①収穫量と品質を確保、②作業の省力化、③カビ毒リスクの低減の3つがあります。ここでは、食糧生産の重要性、農薬の役割、科学的データの裏付けについて学びます。(この講義は、農薬工業会が制作した動画です)

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